美術品
大島如雲
大島如雲作の「鯉」の置物です。水の中を自在に動く鯉の姿が、なんとも優雅に作られています。鱗や鰭の模様もとても細やかです。また、表情もどことなくユーモラスで、見ていて愛着がわいてきます。
大島 如雲(おおしま じょうん)
精密な蝋型及鋳浚彫刻術を得意とし、日本を代表する金工家・鋳金作家。海外からも高く評価されている。
本名は、勝次郎。別号に一乗軒。現存する作品数は少ないと言われている。
安政5(1858)年2月に江戸小石川に生まれる。
父親である鋳金家・大島高次郎に師事し、鋳金技術について学んだ後、明治10(1877)年に家業を継ぐ。以降、如雲と名乗る。
明治14(1881)年、高村光雲と共に第二回内国勧業博覧会に出品。
明治33(1900)年、パリ万国博覧会にて、作品「稲穂群雀」で金賞牌を受ける。
明治20(1888)年~昭和7(1932)年まで、東京美術学校にて後進の指導にあたった。
昭和15(1940)年1月4日、東京市瀧野川の自宅にて、83歳で没っする。
あさぎ堂世田谷店では、大島如雲の作品を買取しています。
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